高峰秀子さんは往年の名女優(お若いときの写真→)ですが、ご主人(松山善三氏)とともにハワイにロング・ステイしていたことでも有名です。その滞在記は、中公文庫から『旅は道ずれ アロハ・ハワイ』として出版されています。初出は1982年、といいますから、今からちょうど4半世紀も前。当時のハワイ事情が伺えて、とても興味深い本です(体裁は、夫婦二人の掛け合い形式になっています。といっても、秀子さんは「女優にしておくには惜しい」といわれるほどの“文才の持ち主”ですし、善三氏は著名な脚本家ですから、格調高い『ハワイ本』になっています)。
その中から、秀子さんの日ごろのお食事の話を。 「寄る年波は争われず、私たち夫婦は情けないほど食欲も落ちて(中略)直径20センチもあるローストビーフを見ただけで、食べない内からアゴがだるくなっちまう。」 というわけで、出かけるのが、サンドイッチ屋さん。 「『サンドイッチですか』と馬鹿にしてはいけない。ダウンタウンはサウスキング通りの『THE PATISSERIE』はハワイ随一のサンドイッチ・ハウスで、ここで好みのサンドイッチを注文すれば頬っぺたが落ちる。同時にアメリカの豊かさを実感する。1人前2人で十分」 大女優も推薦の「サンドイッチ」!? これはぜひ食べてみたいものです。 というわけで、ネットでダウンタウン方面を探したのですが、見当たらず。それでは、と名前の「THE PATISSERIE」で探したら、ありました、ありました(入り口→)。 以前と違い、クヒオ通りとロイヤルハワイアン通りの交差する角に建っているようです(「ちょこ・ロコ・net」より)。 「種類が豊富で、約20種類の中から選べるのがうれしい。人気はハムと七面鳥とチーズのサンドイッチ($5.50)。ボリュームも満点」 とのこと。 一度、この究極のサンドイッチ(なにせ“アメリカの豊かさを実感”できるんですぞ)を味わいたいものです。
by hawaiitaai
| 2006-01-29 17:58
| グルメ
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