さて本日は、ハワイでのビジネスに欠かせない銀行口座開設のお話。
先週ホノルルのセントラル・パシフィック・バンクで銀行口座を開設してきました。 マネー・ロンダリングやテロ資金の国内流入を防ぐために、米国での口座開設は日々、難しくなっています。 そんな中、現在ハワイ州は、日本人旅行者がパスポートだけで簡単に口座開設できる唯一(?)の州となっています。 私が口座開設したのは同行のワイキキ支店。 場所はワイキキ一番の大通り「カラカウア通り」にあり、有名なデューク・カハモナク像のほぼ正面あたりです。 場所柄もあり、この支店の従業員は全員、日本語ができます。 それは、お客の大半が日本人観光客であるからで、多くの日本人が次から次へと、現ナマを持ち込んでは、ここに預金しています。 この支店の7割がジャパンマネーだと支店の担当者が話していました。 たしかに、私のトナリでは40歳前後の日本人男性がデイバックから現金を取り出し(そう、500万円程度でしょうか?)口座開設していました。 ハワイはオフショア(非居住者の取引で、税などが優遇されること)ではないのですが、口座を使った、いろいろな裏ワザが駆使されているようです。 例えば、私が開設した「夫婦連名口座」の場合。 一つの銀行口座を夫婦の共同名義で共有します。 この口座のおもしろいところは、夫婦の内、どちらか一方が万一の場合、 残高のすべてを生き残ったもの帰属財産とみなすという部分です。 こうすれば、相続税を払うことなく、夫婦間での資産異動が可能となります。 こんなことから、当支店を訪れる日本人観光客は後を絶たず、ジャパンマネーがどんどんこの支店(右が店内の写真)に吸い込まれていくわけです。しかし、こうしてそのありさまを目(ま)のあたりにすると、何やら考えさせられる光景でもありました。 ちなみに、わが連名口座の預け入れはたったの100ドルでした。 さびしい-!
by hawaiitaai
| 2005-05-26 22:17
| ビジネス
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