カテゴリ:小説・詩( 6 )
三島由紀夫||アポロの杯||ハワイ
d0041790_219036.gifパソコンがクラッシュしたので暫く更新できませんでした。ご免ナサイ。
再開一回目は、格調高く(?)三島由紀夫(→)を取り上げたいと思います。

日本経済新聞「日曜版」に、「日記をのぞく」というコラムがあります。島尾敏雄山田風太郎などの作家の日記を取り上げて、日記にまつわる興味深いエピソードを紹介する、という趣向です。
で、現在、取り上げられているのが三島由紀夫「アポロの杯」。三島初めての欧米旅行記です。
その日記の中で、北米航路の途中に立ち寄ったハワイの印象を、三島は次のように記します。

ホノルルは未開と物質文明のいかにも巧みな融合である

敗戦後間もない日本から旅立った三島にとって、戦勝国の物質文明は、圧倒的な存在感を持って迫ってきたと思われます。それはまた一方で、三島に欧米への反撥心を抱かせ、後の“日本回帰”の思想を準備させたかもしれません。

ハワイが、『憂国』の作家の誕生に一役買った、と考えると、感慨深いものがありますネ。
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by hawaiitaai | 2006-03-12 20:57 | 小説・詩
「旅は道連れ アロハ・ハワイ」||高峰秀子||松山善三
d0041790_21465984.jpg前回ご紹介した『旅は道連れ アロハ・ハワイ』は、実に情報量が豊富な本で、白状すると、このブログでもけっこう使わせてもらっています。
例えば、12/29の記事で、「寝転がって、鼻先にヤモリのヒモノを見つけた」と言っているのは、実は高峰秀子さんですし、1/25の記事で「日系人の苦労」を切々と訴えているのは、夫(秀子さんは時々「夫・ドッコイ」と呼びます)の松山善三氏です。

4半世紀前のハワイを知るには、恰好(かっこう)の一冊。古本屋で見かけたら、ぜひ購入することをお薦めします。
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by hawaiitaai | 2006-01-30 23:33 | 小説・詩
ハワイ観光||ロッジ||ヒースロー空港
d0041790_1112885.jpgハワイ観光を題材にした小説はたくさん有りますが、最近出色だったのは、ディヴィッド・ロッジというイギリスの作家の書いた『楽園ニュース(Paradaise News)(→)という作品です。
ロッジは、「コミック・ノベル」という分野の第一人者で、マンガチックな面白い小説の書き手として有名。そんなロッジが、“ハワイ観光”という俗っぽいテーマをどう扱うか、まさに興味津々の一冊です。
冒頭、ロンドンのヒースロー空港に集まるツァー客の描写でまず笑わされるのですが、ここで興味深かったのが、ロンドンからハワイまでの飛行時間。旅行代理店の主任は、ウンザリした口調でこう言います。

d0041790_11244647.jpg18時間半、ああした特大のサーディンの缶詰(←「飛行機」のことデス)に閉じ込められるってのかい、気違い沙汰だね」(←左の写真がヒースロー空港の混雑ぶり)

日本からですと、ハワイまでだいたい6時間半から7時間ですから、ほぼその2~3倍の時間がかかるわけです。まぁ、それほどまでしてハワイに行くから、そのフィーバーぶりがロッジさんの風刺の対象になるんでしょうが……。
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by hawaiitaai | 2006-01-15 11:14 | 小説・詩
アラモアナ・ショッピングセンター||バーンズ&ノーブル||スターバックス
d0041790_2111821.jpg本好きに朗報
かねて伝えられていた「バーンズ&ノーブル」の「アラモアナ・ショッピング・センター」進出がついに実現(「ハワイの歩き方 現地最新情報」より)。
これで、「B&N」のためだけに、わざわざ「カハラモール」へ行かなくてすむし、家族が「アラモアナ」でショッピングしている間の時間つぶしも、“ノー・プロブレム”であります。
家族の買い物中、私はだいたい、品揃えの悪い「ウォルデン・ブックス」(今回、無くなったみたいです)に行ったり、それも飽きると、「シャーパー・イメージ」に行って無駄に小物を買ったりしていました。
それが、たくさんの本に包まれて、至福の時間を過ごせるようになるとは!!

「カハラ」の「B&N」については、以前の記事に書きましたが、併設している喫茶店の雰囲気も気に入っていました。今度の「アラモアナ」の店も、同じ「スター・バックス」が入っているようで、それも楽しみです(心配は、「カハラ」と違って、混雑する可能性があること。まぁ、便利さを考えれば、それも“止む無し”ですが……)。
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by hawaiitaai | 2005-11-12 21:08 | 小説・詩
井上靖||補陀落渡海記||ミツドリ
突然ですが、スキンを変更しました。少しシンプルにして見やすくしたつもりですが、いかがでしょうか?

ところで、3回ほど前の記事に「ハワイは、中世の日本人が憧れた天国(補陀落―ふだらく―)だったのでは……?」と書きました。そのとき書き忘れたのが、井上靖の短編『補陀落渡海記』のことです。

和歌山県の那智勝浦にある補陀落寺の住職・金光坊が、補陀落渡海の旅に出る顛末を描いた作品です。私はこの作品で、補陀落寺が実在の寺であることを初めて知りました。なお、この作品で補陀落は、次のように表現されます。

そこは大きな巌ででき上がっている大地で、烈しい波濤に取り巻かれている。(中略)併し、その巌の台地は、限りなく静かで美しいところで、永遠に枯れぬ植物が茂り、尽きることのない泉がいたるところから湧き出していて、朱い色をした長い尾の鳥が群がり棲み、永久に年齢を取らぬ人間たちが仏に仕えて喜々として遊び戯れている

d0041790_0285213.jpg文中にある「朱い色をした長い尾の鳥」というのが、ひとつのポイントだと思うのですが、これはハワイのなんという鳥にあたるのでしょうか?
ハワイ原産の鳥では、ミツドリ(「蜜鳥」とも書きます。写真のは色が青ですが、赤いのもあるのでは?)が有名ですが、その種類なんでしょうか。
まぁ、こんなことを言うのも「補陀落=ハワイ」と思い込んでいるからなのですが……。

ちなみにこの短編は、日本文学史上ほとんど「最高峰に位置づけられる」(臼井吉見)作品としても著名。
ハワイ・フリークとしては、一読の価値があると思います。
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by hawaiitaai | 2005-09-19 17:21 | 小説・詩
ハレクラニ||坂東眞砂子||補陀落
d0041790_0325379.jpgハレクラニのプールサイドに寝そべって、グァバジュースなどを飲んでウトウトしていると、これぞ、この世の天国、といった感じがありますネ。

で今回は、ハワイこそが、中世日本人(!)の抱いた憧れの「天国」だったのではないか、というおハナシ。

d0041790_015191.jpgそう思い始めたのは、直木賞作家・坂東眞砂子『桃色浄土』という長編を読んでから。
この作品は、南紀の漁村を舞台にした愛憎劇で、“坂東ジャパネスク・ホラーの一頂点”と評される傑作ですが、その中に映俊という破戒僧が出てきます。まぁ、色と欲に溺れたどうしようもないお坊さんなのですが、ひとつだけ純粋に信じているのが、南方にあるという極楽浄土なのですネ。
彼は、その土地を「頂(いただき)にたなびく雲は紫色。どこからか白い花のなんともいえへん異国風のええ匂いやらキレイな音楽やらが流れとるようなところ」と夢想します。

浄土とハワイの関係は?
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by hawaiitaai | 2005-08-29 21:07 | 小説・詩


押切もえ(6/13)山下マヌー(6/9)ジェイク島袋(7/27) 「行くべし見るべし」(9/18) クア・アイナ(9/7)マラサダ(9/15)レナーズ(9/13) ハレクラニ(8/5)アラモアナ(2/13)チャイナ・タウン(6/15)ワイケレ(9/16)etc
by hawaiitaai
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