今日は、ハワイで味わえるアメリカ文化について。
と言っても、そんな大袈裟(おおげさ)なものではなく、店の片隅で買ったマグカップにも、アメリカ文化の香りが漂う、というお話しです。 問題のマグカップは、以前ご紹介した「バーンズ&ノーブル」で買ったイラスト入りのもの。文豪たちがコーヒーを飲んだり、ゲームをしている姿が描かれていいる洒落(しゃれ)たカップです(5/24の記事参照)。 手前で丸めがねを掛けているのが、20世紀文学を代表する作家ジェイムズ・ジョイス。また、中央の横顔の紳士は心理文学の大家ヘンリィ・ジェイムズですし、一番後ろで山高帽をかぶっているのは、不条理文学の旗手フランツ・カフカです(ごめんなさい。小さ過ぎてわかりませんね)。 とにかく、海外文学愛好家が泣いて喜ぶ(?)マグカップなのでした。 なおバーンズ&ノーブル横の「喫茶店」の壁面にも、コーヒーを飲んでいる作家たちのイラストが描かれているのですが、これもマグカップと同じ画家の手になるもの。いずれ名のあるイラストレーターなんだろうな、と思っていました。 その画家の名は、ゲイリイ・ケリィ Gary Kelley といい、70年代からアメリカで活躍。アール・デコ調の描線とアメリカン・コミック風の表情が奇妙にマッチして、独特の世界を形造るところに特長があります。 かつて私は、別にオペラ・ファンでもないのに、ただジャケットのイラストが気に入っただけで、オペラのCDを買ったことがあります。そのCDとは、ガーシュインのオペラ 『ポギーとベス』です(右がそのジャケット)。 で、実はその画家こそが、ハワイのバーンズ&ノーブルで出会ったゲイリイ・ケリィだったんですね。運命の出会いとはこのことか!(単に、好みが変わらないだけ、という説もありますが……) なお家人が、同じところで買った自分のマグカップも紹介しろ、というので、左に写真を掲げておきます。「クリスマス・プレゼントを探して、女の子が本屋のショウウィンドウを眺めているのが可愛いし、そのカップが本屋で売っているところが、また、粋(いき)じゃない!」とのことであります。
by hawaiitaai
| 2005-05-30 22:15
| 旅行
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